円形脱毛症,原因,治療,対策

円形脱毛症の原因とは?

円形脱毛症の原因について考えたいと思います。

体毛が濃いと悩んでいる方がいる一方、どんどん毛が抜けてしまい、再生しないという症状で悩んでいる方も数多くいます。 これらは、脱毛症や薄毛に分類されるかと思います。

脱毛症は成人女性・男性だけではなく、赤ちゃんや幼児、子供にも見られ、原因や症状別に細かく分類されています。治療方法も多岐にわたります。 ちなみに、チワワなどの犬や猫、その他の毛が生える動物にも脱毛症があるそうです。

その中の1つ、円形脱毛症は、ある日突然、頭部の一部分の毛が抜けてしまいます。 よく「10円ハゲ」、「500円ハゲ」と言われているものがこれに当たります。

円形脱毛症はストレスから?

この円形脱毛症は、単発性、多発性(多発性円形脱毛症)、瀰漫(びまん)性、汎発(はんぱつ)性と、さらに分けられています。 例えば、頭皮全体の毛が抜けたり、まつ毛や眉毛、髭、陰毛や体毛といった全身の毛が抜けてしまう症状は汎発性と呼ばれています。

円形脱毛症の原因にはいろいろな説がありますが、3大要因として、遺伝、ストレス、生活環境が言われています。

遺伝については、女性よりも男性のほうが影響を受けやすく、例えば円形脱毛症では、8つの遺伝子が発症に関連しているということが分かっています。

ストレスについては、特に子供の円形脱毛症との関連が指摘されています。強いストレスを受けて自律神経のバランスが乱れることで、毛が抜けやすく生えにくい体質になってしまいます。

生活環境は、不規則な生活、飲酒、喫煙、偏った食生活や過剰なダイエットをすることなどが原因となります。

内臓の調子や、血液の流れが悪くなることで結果的に発毛しにくくなります。この他にも、老化によるホルモン量の変化、出産による膨大なエネルギーの消費、頭皮への物理的な損傷、頭皮への細菌の感染なども円形脱毛症の原因とされています。

円形脱毛症への対策

円形脱毛症の治療で、まず、自分でできるケアについて触れてみます。 脱毛症の3大要因のうち手軽にできるのは、生活習慣を変えることです。

上で挙げたことを改善するだけでもだいぶ違うのですが、ヘアケアも注意して行いましょう。頭皮のべたつきを気にして1日に2度行うようなシャンプーやリンスのし過ぎは、かえって良くありません。 2日に1度くらいがちょうど良いでしょう。また、整髪料もできるだけ使わないのが望ましいです。

また、薄毛を気にしていること自体がストレスになっている可能性もあります。放っておけば自然と再生する事も多いですが、どうしても気になる場合には、かつらやウィッグ、または増毛や植毛という選択肢を考えることも良いと思います。 特に薬剤治療による薄毛の場合には、医療用ウィッグの使用を病院側から提案されるのもあります。

ただ、かつらやウィッグは丁寧に取り扱っていても消耗しやすく、一定期間で新しいものと替えていく必要があるため、年間を通じてかなりの出費となります。これには覚悟がいるかもしれません。


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